重要な論点についてのQ&A
Q001:ビルケナウ収容所焼却棟Uの死体安置室1(いわゆる「殺人ガス室」)備品目録の中に「チクロンB投入装置」および「木製カバー」という項目が記載されていることは、焼却棟Uに「殺人ガス室」が実在した文書資料的証拠ではないでしょうか? 回答
Q002:ドイツ側文書には、「特別措置用の資材」=チクロンBを積載したトラックをアウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所から、チクロンBの供給工場のあったデッサウに派遣する許可電報がありますが、この文書は、アウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所でチクロンBが殺人目的で使用された文書資料的証拠ではありませんか? 回答
Q003:アウシュヴィッツ建設局長ビショフは、焼却棟Uの建設作業をベルリンのカムラーに報告した1943年1月29日の書簡のなかで、Vergasungskellerという単語を使っていますが、それは、焼却棟Uのなかに「殺人ガス室」が存在したことを示す文書資料的証拠ではないでしょうか? 回答
Q004:アウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所当局は、本来ならば低い温度を保っておかなくてはならない焼却棟UとVの死体安置室1に暖房システムを設置する計画を持っていたといわれていますが、これは、死体安置室1を「殺人ガス室」として使おうとした証拠なのではないでしょうか? 回答
Q005:ビルケナウ収容所焼却棟Vの死体安置室1(いわゆる「殺人ガス室」)備品目録の中に「シャワーヘッド」および「ガス気密ドア」という項目が記載されていることは、死体安置室1が「殺人ガス室」として使われたことを示す文書資料的証拠ではないでしょうか? 回答
Q006:今日、見学者に展示されているアウシュヴィッツ中央収容所焼却棟Tは戦後に「復元」、「再現」されたものであり、学問的には「偽造」であることは、ホロコースト修正派の研究者だけではなく、ホロコースト正史派もようやく認めるところとなっています。だとすると、焼却棟Tの死体安置室(「殺人ガス室」)については、ロイヒター報告は、オリジナルではなく別の資材から分析サンプルを抽出したことになり、そもそも無効ではないでしょうか? 回答
Q007:殺人ガス室には、強力な換気装置がついていたので、ガス処刑後すぐに(目撃証言によると5−20分以内に)ガス室の中に入って、死体除去作業に取りかかることは可能であったのではないでしょうか? 回答
Q008:ホロコースト修正派の研究者は、ビルケナウの4つの焼却棟(U、V、W、X)すべてが通常の焼却棟として設計・建設された(そして稼動した)と考えています。しかし、ホロコースト正史派は、4つの焼却棟すべてが「殺人ガス室」を備えた「絶滅施設」として設計・建設されたかどうかという点で、意見が分かれているようですが? 回答
Q009:SS少佐フランケ・グリクシュの「再定住行動報告」は、「総統命令」、「ガス処刑」の手順、「ガス室」の構造について記載しており、この文書は、たとえ細かい誤りを含んでいたとしても、アウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所ではヒトラーの命令にしたがってユダヤ人の大量ガス処刑が実行されていたことを示している文書資料的証拠なのではないでしょうか? 回答
Q010:ビルケナウ収容所焼却棟Uの建設に関するドイツ側文書の中には、「ガス検知器(Gasprüfer)」を注文した文書がありますが、それは、焼却棟Uのなかに「殺人ガス室」が実在したことを示す文書資料的証拠ではないでしょうか? 回答