試訳:トレブリンカ

絶滅収容所か通過収容所か

 

C. マットーニョ、J. グラーフ

 

歴史的修正主義研究会試訳

最終修正日:20041106

 

本試訳は当研究会が、研究目的で、Carlo Mattogno, Jürgen Graf , Treblinka Extermination Camp or Transit Camp? Theses & Dissertations Press,PO Box 257768, Chicago, IL 60625, USA, June 2003online版を試訳したものである。

誤訳、意訳、脱落、主旨の取り違えなどもあると思われるので、かならず、原文を参照していただきたい。

online: http://vho.org/GB/Books/t

 

目次

はじめに

1部:正史の批判的分析

1章:歴史学におけるトレブリンカの記述

1. ホロコースト正史の中のトレブリンカ

a. ヴァシリイ・グロスマン

b. ラへル・アウエルバッハ

c. ジスワフ・ウカシキエヴィチ

d. N. ブルメンタル

e. マリアン・ムシカト

f. ジャン・フランソア・シュタイナー

g. クリスチナ・マルチェフスカ/ウワヂスワフ・ヴァジニエフスキ

h. マーチン・グレイ

i. ギッタ・セレニイ

j. スタニスワフ・ヴォイチャク

k. アダルベルト・リュッケルル

l. アレクサンダー・ドナト

m. 中央委員会の『百科事典的な通報者』

n. オイゲン・コーゴン、ヘルマン・ラングバイン、アダルベルト・リュッケルルその他

o. クロード・ランズマン

p. イツァク・アラド

q. リシャルド・チャルコフスキ

r. J. グムコフスキとA. ルトコフスキ

s. ヴォルフガング・ベンツ

t. リヒャルト・グラツァール

u. プレサック

v. 評価

 

2. 修正主義的研究の中のトレブリンカ

a. トレブリンカとゲルシュタイン報告

b. フリードリヒ・ベルク

c. ジョン・ボール

d. ウド・ヴァレンディ

e. アルヌルフ・ノイマイアー

f. 通過収容所説

 

2章 トレブリンカ=絶滅収容所説の進化

1. 副次的殺戮方法

2. おもな殺戮方法:スチーム室

3. 歴史学にとっての19421115日報告の意義

4. スチーム室から一酸化炭素室へ

5. 一酸化炭素ガス室説の起源

6. 一酸化炭素ガス室説の勝利

 

3章:調査、収容所プラン、統計

1. ソ連の調査と法医学的検証

2. ポーランドの調査と法医学的検証

3. 調査の評価

4. トレブリンカのプラン

5. トレブリンカ犠牲者数:公式の数字の起源

 

4章:トレブリンカの「絶滅施設」:歴史学的技術的分析

1. 東部地区「絶滅収容所」の計画・建設

2. トレブリンカの「殺戮施設」

3. ディーゼル・エンジンかガソリン・エンジンか

4. 排気ガスとシアン化水素ガスのあいだの「闘争」

5. クルト・ゲルシュタインの「使命」

6. ロシア製エンジンかドイツ製エンジンか

7. ガス室か窒息室か

8. ガス室における空気圧の問題

9. 死体の焼却:大量埋葬地

a. 埋葬地の数と場所

b. 大量埋葬地の場所

c. 発掘された地面

d.トレブリンカTの大量埋葬地の比較

10. 初期の焼却

11. 焼却能力

12. 焼却

a. 問題の複雑さ

b. 焼却施設の数と構造

c. 焼却格子への死体の配置

d. 必要な木材の量

e. 灰

f. 木材供給

g. 焼却に関する文書資料的証拠の欠如

13. 焼却についての目撃証言

14. ガス処刑された人々の毎日の数

15. 絶滅の物的証拠としての移送者の所持品

a. 毛髪

b. 靴

c. 衣服

 

5章:トレブリンカ裁判

1. 歴史学の土台としての自白

2. 西ドイツでのトレブリンカ裁判

3. イェルサレムでのデムヤンユク裁判

 

2部:トレブリンカの機能:別の解釈

6章:民族社会主義者のユダヤ人移住政策

1. 移住

2. マダガスカル計画

3. マダガスカル計画から東部地区への移送

4. 民族社会主義者のユダヤ人移住促進の結果

5. 東部地区へのユダヤ人移送の開始

6. 東部地区へのユダヤ人の直接移送

7. 東部地区への直接移送の数的データ

 

7章:東部占領地区での特別行動部隊の役割

1. 初期の状況

2. 大量射殺の理由

3. 射殺の規模

a. ラトヴィアで殺されたユダヤ人の数

b. リトアニアで殺されたユダヤ人の数

c. ドイツ帝国が併合した地域のリトアニア系ユダヤ人

d. シムフェノーポリとマンシュタイン裁判

e. バビー・ヤール

f. リトアニア・ゲットーと収容所における労働不適格ユダヤ人

g. ブレスト・ゲットーにおける労働不適格ユダヤ人

h. ミンスク・ゲットーにおける労働不適格ユダヤ人

i. バルト系ユダヤ人の子供のシュトゥットホフへの移送

4. 作戦1005

5. 東部地区における西部地区ユダヤ人の運命

 

8章:東部地区へのユダヤ人の間接移送

1. ルブリンの「ユダヤ人収容施設」

2. 1942年のルブリン地方へのユダヤ人の移送

3. ルブリン地方への移送の数的分析

4. アウシュヴィッツへのユダヤ人の移送の開始

5. 西部地区ユダヤ人のための通過収容所としてのアウシュヴィッツ

6. 東部地区に移送されたユダヤ人の最終目的地

7. ガリツィア地方への移送

8. 民族社会主義者の東部地区へのユダヤ人再定住政策

 

9章:トレブリンカ通過収容所

1. ワルシャワ・ゲットーからのユダヤ人の移送(1942年)

2. ワルシャワ・ゲットー反乱とシュトループ報告

3. ビアウストク・ゲットーからの移送とマウキニア通過収容所

4. トレブリンカ:ガス室か害虫駆除室か

5. 移送者の運命

 

10章:結論

終わりに