(4)普通の貨物トラックにしか見えない「殺人ガストラック」(クノップ著『ホロコースト全証言』)
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キャプション:ガストラック。当初はドイツ国内で障害者の殺害に使用され、のちにはヘウムノ絶滅収容所にも配備された。 |
出典:グイド・クノップ著『ホロコースト全証言』、原書房、2004年、236頁。 |
@ 1943年からのソ連の虐殺宣伝キャンペーンに起源を持つ「ガス車」=「ガストラック」=「ガス自動車」、すなわち「殺人ガストラック」は、今日にいたるまでも、その実物や設計図が提示されたことはなく、信憑性のない「目撃証言」や「自白」の中に登場する「まぼろし」のような存在です。
A ただ、このたった一枚の写真だけが、どのホロコースト文献にも「殺人ガストラック」といったキャプションをつけて掲載されているだけです。
B 一体、この写真のどこに、この貨物トラックが「殺人ガストラック」であると断定する証拠が存在しているのでしょうか。
C また、ホロコースト正史によると、障害者の「安楽死」のために使用された「ガストラック」は、一酸化炭素のボンベを積んだものであり、東部占領地域で使われた「ガストラック」は排気ガスを車体に引き込んだものであったはずです。
D この写真に写っている貨物トラックは、一体どちらの「殺人ガストラック」なのでしょうか。
E きわめて不可解です。