<質問02

第二次世界大戦の終結以来、数百の歴史家たちがホロコースト研究に従事してきましたが、彼らは学術的な歴史学的方法論を使っていないということを意味しているのですか?

 

<回答>

そのような見解を、アウシュヴィッツ収容所についてのホロコースト正史派の最大の歴史家プレサック氏も抱いています。プレサック氏は、これまでの歴史学について、「この歴史は、大半が証言にもとづいており、その証言は時代の雰囲気に応じて集められたものであり勝手な真理に適合させるために切り捨てられたり、不均等な価値を持つ少数のドイツ側資料と混ぜ合わされたり、互いに関係を持っていなかったりする」[1]とみなしています。

 

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[1] Jean-Claude Pressac, Auschwitz: Technique and Operation of the Gas Chambers, New York, 1989, p. 264.