試訳:マイダネク強制収容所
歴史的・技術的研究
J. グラーフ、C. マットーニョ
歴史的修正主義研究会試訳
最終修正日:2007年10月16日
本試訳は当研究会が、研究目的で、Jürgen Graf and Carlo Mattogno, CONCENTRATION CAMP MAJDANEK A Historical and
Technical Study, Theses &
Dissertations Press, Chicago, 2003を試訳したものである。 online: http://vho.org/dl/ENG/ccm.pdf |
目次
1. ルブリン・マイダネク強制収容所
2. 公式の西側歴史学におけるマイダネク
3. ポーランド歴史学におけるマイダネク
4. 修正主義的研究におけるマイダネク
5. 本研究の目的
第1章:歴史的文脈の中でのマイダネク収容所史の概観
1.
第三帝国における強制収容所の機能
2.
民族社会主義者の対ポーランド政策におけるルブリン地方
3.
マイダネク収容所の開設
4.
ルブリン収容所の構造
5.
1941−1942年のマイダネクの進化
第2章:移送と収容所人口
1.
マイダネクの公式版
2.
マイダネクへの移送
a) 第1局面(1941年10月−1942年3月)
b) 第2局面(4月−1942年6月)
c) 第3局面(7月−1942年12月)
d) 第4局面(1月−1943年4月)
e) 第5局面(5月−1943年8月)
f)
第6局面(9月−1943年11月)
g) 第7局面(12月−1944年3月)
h) 第8局面(4月−1944年7月)
3. マイダネクからの移送
4. 収容所人口
5. 囚人のナンバリング
第3章:生活条件
1. 収容所の「一時的性格」と囚人へのその影響
2. 衛生状態と疫病
第4章:死亡率
1. 「自然」死亡率。文書資料にもとづく犠牲者数の決定
2. ソ連とポーランドの主張:宣伝、歴史学、修正
a) 宣伝
b) 歴史学
c) 修正
d) 西側歴史家による数字
3. 「非自然死」による死
a) 登録囚人の「大量絶滅」
b) 非登録囚人:ユダヤ人の「大量絶滅」
c) 非登録囚人:ポーランド人の「大量絶滅」
第5章:マイダネクの焼却棟
1. H. コリ社の歴史
2. 強制収容所用のコリ社の石炭炉の構造と機能
3. マイダネク強制収容所の焼却棟
a) 焼却棟の建設
b) 新焼却棟の構造
4. 焼却炉の構造と機能
a) 石炭燃料炉
b) オイル燃料炉
5. 焼却炉の処理能力
a) 石炭燃料炉の処理能力
b) オイル燃料炉の処理能力
6. 新焼却棟についてのポーランド・ソ連委員会法医学報告
第6章:ガス室
1. ガス室の構造と目的:1944年のポーランド・ソ連専門家報告
2. ガス室の設計、建設、目的
3. 殺人目的でのガス室の使用
a) 部屋XとY、「最初の殺人ガス処刑」
b) 部屋T−V
c) 部屋W
d) 部屋Z
4. 修正主義者の研究におけるマイダネクのガス室
第7章:殺人ガス処刑:告発の起源と理由
1. 殺人ガス処刑物語の起源
2. 物語が形づくられる
第8章:マイダネク強制収容所へのチクロンBの搬送
1. チクロンB:製造元と配布元
2. チクロンBの入手のための官僚的手続き
3. 管理局とテシュ・シュタベノフ社とのあいだの書簡
4. マイダネク強制収容所に供給されたチクロンBの量
5. チクロンBの搬送目的
第9章:「収穫祭」作戦
1. 名称の起源
2. 正史による殺戮の過去の歴史と理由
3. 命令の連鎖
4. 命令の実行
a) 壕
b) 処刑手順
c) 死体の焼却
5. ポーランドレジスタンス運動報告
6. 「大量殺戮」は経済的にナンセンス
7. 1943年11月3日に何が起ったのか
1. 1944年末のルブリン裁判
2. デュッセルドルフ・マイダネク裁判
結論