<質問05>
ホロコースト修正主義は何を主張しているのですか?
<回答>
マスメディアはホロコースト修正主義の主張を誤って伝えているので、まず、ホロコースト修正主義が何を主張していないのかを明らかにしておきます。
ホロコースト修正主義は
・ ユダヤ人が第三帝国のもとで迫害されていたことを否定していません。
・ ユダヤ人が市民的諸権利を奪われたことを否定していません。
・ ユダヤ人が移送されたことを否定していません。
・ ユダヤ人ゲットーが存在したことを否定していません。
・ 強制収容所が存在したことを否定していません。
・ 強制収容所に焼却棟が存在したことを否定していません。
・ ユダヤ人がさまざまな理由から死亡したことを否定していません。
・ ジプシー、エホバの証人、同性愛者、政治的異論派といった少数派も迫害されたことを否定していません。
・ そして最後に、上記の事柄が不正な行為であったことも否定していません。
ホロコースト修正主義者は、民族社会主義体制のこうした犯罪のどれ一つに対して疑問を呈していません。しかし、修正主義者は、これらの不正な行為すべてが、殺人ガス室を使って実行された、計画的組織的大量殺戮と定義されるホロコーストとはまったく関係がないと考えています(質問04参照)。
ホロコースト修正主義者は以下の諸点が正しいと考えています。
1.
民族社会主義者によるユダヤ人の物理的絶滅命令は存在していませんでした。(R. Widmann参照)
2.
同様に、民族社会主義者によるユダヤ人の物理的絶滅命令は存在していませんでした。
3.
絶滅計画を実行するドイツの機関も予算も存在していませんでした。世界的に有名なホロコースト研究者R.
Hilbergの発言「結局、ユダヤ人の絶滅は法律や命令の産物というよりも、精神とか、共通理解とか、一致や同調の問題であった。 この企てに加担したのは誰なのか。この事業のためにどんな機構が作動したのか。絶滅機構はさまざまなものの集合体であった―――全作業を担った官庁はなかった。… ヨーロッパ・ユダヤ人を絶滅するために、特定の機関が創出されることはなかったし、特定の予算も割かれなかった。それぞれの組織は絶滅過程においてそれぞれの役割を果たし、それぞれの課題を実行する方法を発見せねばならなかった」を参照してください。
4.
専門的研究者は、ドイツの強制収容所を詳しく調査して、収容所には殺人ガス室や技術的に洗練された大量殺戮手段が存在しなかったことを確証しています(G. Rudolf[本サイトに試訳あり], J. Grafを参照、Mattogno[本サイトに試訳あり], C. Mattogno,
F.
Berg[本サイトに試訳あり]による英語での概説参照)。さらに大量銃殺についてのレポートはきわめて誇張されており、文脈から切り離されて利用されてきたことを確証してきました(H.
TiedemannとG. Rudolf/S. Schröderを参照)。
5.
大量の死体を焼却するのに十分な産業施設も燃料もありませんでした。事実、焼却棟の処理能力は、飢餓や疫病で死んだ人々の死体を焼却するのにも十分でないほどでした(C.
MattognoとA. Neumaier[本サイトに試訳あり]の研究を参照)。
6.
殺人ガス室が実在した文書資料はまったく存在しませんし(G. Rudolf[本サイトに試訳あり]とW. Rademacherを参照)、大量殺戮の物的痕跡もまったく存在しません(R. KregeとJ.C. Ball[本サイトに試訳あり]を参照)。すべての「証拠」は目撃証言だけに依拠しており、目撃証言が信憑性に欠けることは広く認められています(F.
Faurisson[本サイトに試訳あり]、M. Köhler[本サイトに試訳あり]、J. Grafを参照)。
7.
各国に生存しているユダヤ人を統計学的に調査すると、第二次大戦中におけるこの民族集団の損失は600万ではありえないことがわかります。正確な数は50万以下でしょう(W.N. SanningとG. Rudolfの研究を参照)。