試訳:シドニーの焼却棟訪問記
歴史的修正主義研究会試訳
最終修正日:2006年5月29日
本試訳は当研究会が、研究目的で、OPEN DAY AT THE NORTHERN SUBURBS CREMATORIUMを「シドニーの焼却棟訪問記」と題して試訳したものである。(文中のマークは当研究会が付したものである。) 誤訳、意訳、脱落、主旨の取り違えなどもあると思われるので、かならず、原文を参照していただきたい。 online: http://www.fpp.co.uk/Auschwitz/docs/controversies/holes/SydneyCrematorium.html |
<アーヴィングによる問題提起>
アウシュヴィッツの焼却棟の焼却能力についてのペルトその他のアマチュアの見積もりは、きわめて根拠脆弱なのではないだろうか? |
2000年10月29日日曜日、われわれの通信員の一人が。オーストラリアのシドニーにあるシドニー北郊外焼却棟の訪問記を送ってきた。これをコメント無しで転載する。
<シドニーにある現代の焼却棟から>
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シドニーの焼却棟の燃焼室 |
骨粉砕機 |
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骨粉砕機で使われる鉄球 |
骨壷 |
<北郊外焼却棟の公開日>
焼却棟施設に公開日があることをはじめて耳にしたので、その朝一番で、北郊外焼却棟に出かけました。美しい庭と焼却棟施設をガイドつきで散策し、おまけに、コーヒーとビスケットそれにテレビによるプレゼンテーションも提供されましたので、非常に快適なツアーとなりました。
しかし、私が関心を抱いていたのは、焼却棟施設とその処理過程だけです。ツアー・ガイドから質問を促されましたので、「写真を撮ってもかまいませんか?」と尋ねたところ、かまいませんとの答えでした。以下が質疑応答です。
Q:いくつの燃焼室がありますか?
A:6つの現代的な燃焼室が、ガスと酸素の混合気により約1000度で稼働しています。
Q:平均的な人間の死体を焼却するにはどれほどかかりますか?
A:1時間で約80キログラムほどです。・・・[だから、太った死体は焼却を促進するどころか、それを長引かせることになる。]
Q:何が処理過程を長引かせるのですか?
A:[法医学実験室や病院からの]凍った死体と多量のエックス線照射を受けた死体が、1時間ほど焼却を長引かせます。木製の棺も長引かせます。
Q:煉瓦が高温で損傷を受け、それを取り替えなくてはならないことがありますか?
A:そんなに頻繁ではありません。煉瓦は特別製ですから。爆発を引き起こすのは、前もって知らされていないペース・メーカーと、友人・親族が棺の中に入れたアルコールのボトルです。
Q:骨を砕くのにどのくらいかかりますか?
A:テニス・ボールほどの大きさの5つの重い鉄球を使った特別な機械を使えば、30分ほどです。手始めに、30分ほど、骨と灰を冷まさなくてはなりません。それらは、燃焼室のドアが開けられたときには灼熱状態だからです。[だから、焼却に1時間、灼熱の骨と灰の冷却に30分、骨の粉砕に30分、合計なんと2時間強かかることになる。]
Q:燃焼室から炎が噴出しますか?
A:次々と焼却を行なっているときには非常に高熱であるにもかかわらず、噴出してきたことはありません。
Q:埋葬される人物の灰はどれほどですか?
A:子供は1キログラム、大きな男性で3キログラムほどです。普通は靴ケースに収まってしまいます。
Q:またお訪ねして、ビデオ撮影してもかまいませんか?
A:かまいません、マネージャーのスティーブに言ってください。